イサーンの色は何色?と聞かれると私はすぐに背景にあるような茶褐色を思い描きます。


 
レンガでも敷き詰めたかのようなイサーンの農道




イサーンへ向かう飛行機からタイの大地を見下ろす。バンコクを飛び立った直後は都会的な高層建築物が建ち並ぶ風景だが徐々に家は消え、田園の閉める割合が多くなっていく。そして空港に到着するまでには赤茶色の大地が眼下に広がっている。

母なるイサーンの大地。それは鉱物を多く含んだラテライトという土壌で耕作に向いている土壌ではありません。保水力がなく、肥料をやっても雨が降ると栄養分がすぐに溶出してしまうのです。

最近ではごく一部の地域ですが治水や土壌改良などがおこなわれるようになりました。しかしながらイサーンの農業生産力は依然低いまま。

このラテライト質の土壌がイサーンの貧困の原因の一部となっているのではと、私は考えています。




車が通ると前が見えないくらいのほこりを舞い上げます。


この赤土、逆に雨が降るとビチョビチョになります。とくにモーサイなどの2輪車などはわだちに車輪を取られるともう本当に最悪です。

整備されていない荒れた農道はボコボコ穴だらけ。舗装するお金なんてもちろんありません。



イサーンの大地は塩分を多く含んでいるところが多く場所によっては塩が地表に析出している。





地表面の白(塩分)のすぐ下には赤土が。。


このラテライト質の土壌は農耕には向いていませんが固めて乾燥させると非常に頑丈になるため建築資材には向いています。アフリカや他のアジア地域などではこのラテライトの土からレンガを作って建築資材としてして使っているところも少なくありません。

タイも例外ではありません。イサーンに点在しているクメール遺跡。この遺跡のなかにもラテライトを多く含んだ資材が多く使われているのです。



赤土はパサパサしていて粘りがなくモロい。



   



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