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森林の機能
(1) 渇水や洪水を緩和し良質な水を育む水源かん養機能
森林は、落葉・落枝などの堆積物や土壌生物が多くすむ表土がスポンジのようになって、雨水をすみやかに地中に浸透させる働きがある。その能力は裸地の3倍という報告があります。この機能により雨水はゆっくりと河川に流されることから、洪水や渇水が緩和される。「緑のダム」と森林がいわれているのも納得
(2) 山地災害の防止機能
森林内は落枝落葉やかん木、草などによって地表が覆われているため、降雨などによる土壌の浸食や流出が抑えられている。
森林と裸地を比較した場合、土砂が流出する量は森林では裸地の1/150という報告もあるほど。
(4) 二酸化炭素の吸収・貯蔵や騒音防止などの生活環境保全機能
森林による二酸化炭素の吸収量は、樹種や林齢などの条件により異なるが、例えば50年生のスギ人工林は1ヘクタール約170トンの炭素を貯蔵しており、1本当たり1年間に平均して約3.8kg(約14kgの二酸化炭素)を吸収したことになる。人間1人が呼吸により排出する二酸化炭素は年間約320kgより、320÷14=22.857・・・という計算結果から、およそスギ23本の年間吸収量と同じになる。
(5) 世界の森林面積
世界の森林面積は34億5千万ヘクタールで、陸地面積の27%を占めている。
そのうち、先進地域は15億ヘクタール、開発途上地域が20億ヘクタール。
毎年約1,260万ヘクタール(日本の国土の1/3)の森林が減少している。
(6) 日本の割り箸消費量
一年間約250億膳ともいわれ、その9割以上が輸入されている。日本で使用されている割り箸の9割は中国で生産されており、毎年、200億膳の割り箸に相当する量の中国の天然林が
割り箸のために伐採されている。
これに対し植林はほとんど行われていない。日本の割り箸文化。あなたはどうお感じ?
(7) タイの森林破壊
今となっては悪名高き「緑の革命」。それ以前は自給自足の生活が農民の基盤を支えていたが貨幣経済が村に押し寄せ、だれもが自分の農地を広げ、収入増を考えた。政府は輸出用飼料のキャッサバ栽培などを奨励した。利用のルールがなかった共有地の森は、格好の標的になった。村人は先を争って畑を広げた。みんな目先の利益だけを考えた。もちろんとがめる人もいなかった。しかし10年もしないうちに輸出用作物の価格は暴落し、それまで使用した化学肥料代などで借金が増えた村人は共有地の畑を次々に放棄した。あとには、荒れ地だけが残った。雨水だけが頼りのタイの稲作は、森
がなくなって雨が少なくなり、農民は自家用米さえ買わ なければならない状況に追い込まれたのである。
バンコクポストに日本人のビジネスマンがタイの森林再生事業に28百万バーツの寄付をしたと載っておりました。その方は、1992年にも35百万バーツの寄付をなさっているそうです。どういう方なのか調べてみたのですが正体不明です。同じ名前でマレーシアやベトナムにも寄付している方がおりましたが、同一人物なのでしょうか。タイは過去の森林伐採がひどく森林面積が国土の15%前後にまで減少しているそうです(政府発表は26%)。そんなに深刻だとは知りませんでした。1994年から再植林キャンペーンを実施し、40%にまで回復させることをめざしているそうです。今回の寄付も農業協同組合省の森林工業機構(FIO)に対して行われています。このFIOに対しては、日本企業も多く寄付をしてタイのあちこちで森林再生事業が行われているのを知りました。
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